奈良県の都道府県の入札参加資格(物品・役務)

都道府県が発注する物品の売買・賃借や役務の提供に入札参加するために要る資格。受付時期を逃すと次の機会まで参加できない。

受付時期定期 3年に1度+追加受付(令和8年11月6日まで)
受付の型: 定期+随時
有効期間3年(令和8年1月1日〜令和10年12月31日)
長さ: 3年
申請方法郵送又は持参(書留・簡易書留・レターパック)
申請手数料要確認
申請先奈良県会計局総務課 調達契約係(県庁主棟1階)
根拠物品購入等に係る競争入札の参加資格等に関する規程(平成7年12月奈良県告示第425号)

これは珍しい扱いなのか

奈良県の受付は 定期+随時 です。 公表を確認できた47都道府県のうち、いつでも申請できるのが 44 団体、 定期受付だけなのが 3 団体です。受付の時期は自治体ごとに違うので、まとめて申請することはできません。

この集計は当サイトによるもので、受付の型を公表資料から読み取れた都道府県だけを数えています。 受付時期は変わるので、申請の前に必ず出典元の最新の公表をご確認ください。

近畿地方の他の都道府県

同じ地方でも、受付の時期と申請方法はそろっていません。

都道府県受付有効期間申請方法
三重県随時期限なし併用
滋賀県定期+随時2年併用
京都府定期+随時3年郵送
大阪府随時3年電子
兵庫県定期+随時3年併用
和歌山県定期+随時3年併用

都道府県の入札参加資格(物品・役務)の47都道府県一覧をすべて見る →

申請の前に確認すること

ここは全国に共通する制度の話です。奈良県に固有の情報は上の表にあります。

国の資格と都道府県の資格は別物

片方を持っていても、もう片方には使えません。

全省庁統一資格
国の機関の物品・役務の調達に参加するための資格。有効な範囲は「競争参加者の資格に関する公示」の別記1に列挙された調達機関に限られ、衆議院・参議院・国立国会図書館・最高裁判所・会計検査院から各府省・防衛省まで28機関(外局・附属機関・地方支分部局を含む)。都道府県・市町村は含まれません。
都道府県の入札参加資格
地方自治法施行令第167条の5および第167条の11に基づき、各都道府県の長が定めるもの

根拠法令も、資格を定める主体も、有資格者名簿も、国とは別に置かれています。国と都道府県の双方の入札に参加するには、それぞれに別途申請します。

出典 https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/geps-chotatujoho/resources/app/html/KOUJI.html

全省庁統一資格の基本

国の側は1か所に申請すれば全省庁で有効です。次の4つの資格をまとめて扱い、省庁ごとに申請する必要はありません。

各省庁申請受付・審査窓口に掲げる申請場所のいずれか1か所に申請し、資格を付与されると、各省庁の全調達機関において有効な入札参加資格になります。

現在の期
令和07・08・09年度の資格
有効期間
令和7年4月1日(随時申請の場合は資格を付与された時点)から令和10年3月31日まで
受付
定期審査は令和7年1月31日で終了。以降は随時受付で、随時審査の受付期間は令和7年2月1日から令和10年3月10日まで

有効期間は3年度単位です。令和10年4月以降は「令和10・11・12年度」の期に切り替わります。

出典 https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/geps-chotatujoho/resources/app/pdf/guide_yusojisan.pdf

都道府県の資格審査の根拠

都道府県が入札参加資格を定める根拠は地方自治法施行令にあります。

一般競争入札
第167条の5第1項。「必要があるときは…資格を定めることができる
指名競争入札
第167条の11第2項。「あらかじめ…資格を定めなければならない

一般競争入札の「定めることができる」と違い、指名競争入札では義務です。資格を定めたときはこれを公示しなければなりません(第167条の5第2項)。

要件にできるのは、契約の種類及び金額に応じた、工事・製造又は販売等の実績、従業員の数、資本の額その他の経営の規模及び状況です。

さらに第167条の5の2により、個別の入札ごとに、事業所の所在地や当該工事等についての経験・技術的適性を要件として上乗せできます。資格者名簿に載っていても、案件によっては参加できないことがあるのはこのためです。

出典 https://laws.e-gov.go.jp/law/322CO0000000016

等級(A〜D)が何で決まるか

全省庁統一資格の等級は、申請者の経営規模を点数化した合計点(最高100点)で決まります。点数化するのは、年間平均(生産・販売)高、自己資本額の合計、流動比率、営業年数で、物品の製造ではこれに設備の額が加わります。

物品の製造・物品の販売・役務の提供等(4区分)

A
90点以上
B
80点以上90点未満
C
55点以上80点未満
D
55点未満
物品の買受け(3区分)
A 70点以上/B 50点以上70点未満/C 50点未満

等級には予定価格の範囲が対応します。

物品の販売・役務の提供等
A 3,000万円以上/B 1,500万円以上3,000万円未満/C 300万円以上1,500万円未満/D 300万円未満
物品の製造
A 3,000万円以上/B 2,000万円以上3,000万円未満/C 400万円以上2,000万円未満/D 400万円未満

出典 https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/geps-chotatujoho/resources/app/pdf/guide_yusojisan.pdf

欠格と指名停止

資格の有無以前に、法令上そもそも競争入札に参加させることができない者が定められています。地方自治法施行令第167条の4第1項は、特別の理由がある場合を除くほか、次の者を一般競争入札に参加させることができないとしています。

同条第2項は、契約の履行に当たり故意に工事もしくは製造を粗雑にしたとき、公正な執行を妨げたとき、不正の利益を得るために連合したとき、正当な理由がなくて契約を履行しなかったとき等に該当する者について、3年以内の期間を定めて参加させないことができるとしています。これは第167条の11第1項により指名競争入札にも準用されます。

国も予算決算及び会計令第70条・第71条が同じ構造の規定を置いています。

これとは別に、発注機関ごとの措置要領に基づく指名停止があります。資格を持っていても、指名停止の期間中はその発注機関の入札に参加できません。

出典 https://laws.e-gov.go.jp/law/322CO0000000016

等級・電子調達システム・指名停止など、都道府県の入札参加資格(物品・役務)のしくみをもっと詳しく →

奈良県の他の手続き

補足
奈良県は年度でなく暦年単位(令和8年・9年・10年)で名簿を管理する。定期申請の受付期間は「令和7年10月1日(水曜日)〜同年10月31日(金曜日)(土・日・休日を除く。)」で終了済み、「登録の有効期間:令和8年1月1日から令和10年12月31日まで(3年間)」。現在受付中なのは追加申請で「令和8年1月5日(月曜日)〜同年11月6日(金曜日)(土・日・休日を除く。)」、「登録の有効期間:通知をした日の翌日から令和10年12月31日まで」。追加申請は封書表面に『追加申請』と赤字記載のうえ書留等で郵送、受理から結果通知まで通常3週間程度。ほかにWTO特定調達契約に係る入札のための「随時申請」を随時受付(詳細は要問合せ)。持参も可能だが「受領のみとさせていただき、その場で審査はいたしません」。【注意】「定期申請の更新案内通知等は送付しておりません」と明記されている。資格審査結果は個別通知でなく入札参加資格者名簿の公開をもって代える(令和7年登録から変更)。電子入札に参加するにはICカード取得と「奈良県物品・役務電子入札等システム」参加申込書の提出が別途必要(https://www.pref.nara.jp/26215.htm)。令和6年11月に奈良県広域水道企業団が設立され、令和7〜10年度は経過措置として県または参加市町村の名簿への登録が企業団の入札参加資格要件になる。申請様式は会計局総務課調達契約係で無料配布(郵送請求は270円分の切手を貼った返信用角2封筒が必要)。建設工事、測量及び建設コンサルタントの契約は対象外。 手数料:申請ページ本文と「令和8年・9年・10年 申請の手引」PDF(https://www.pref.nara.lg.jp/documents/9602/r8_tebiki_1.pdf)に申請手数料の記載が無かったため空欄(同ページで「無料」とあるのは紙様式の配布が無料という意味で、申請手数料ではない)。/次回定期受付:3年周期なので令和10年10月と推定されるが、県の公式ページ・手引きに次回期日の記載が無いため note に書いていない。/根拠規程の全文は https://www1.g-reiki.net/pref.nara/reiki_honbun/k401RG00000286.html が403で開けず、規程名・告示番号は県の申請の手引き本文で確認した。 規程が引く授権条項は未確認。奈良県例規サイトが403で規程第1条を開けなかった。手引きに出てくる地方自治法施行令第167条の4第2項は資格の取消事由であって、資格制度の根拠ではない。
出典
https://www.pref.nara.lg.jp/n159/12181.html
確認日
2026-08-20
ご利用にあたって
受付時期は変わります。申請の際は必ず出典元の最新情報をご確認ください (免責事項)。個別のご相談には応じられません。